
水引 吉凶ともに用いられます。吉事には、紅白または金銀を用いて、再びあるようにとの願いをこめて、輪結びまたはあわじ結び(あわび結び)にします。
扇[おうぎ] 別名「末広」[すえひろ]。開くと先端(末)が広がるので、末広がりの繁栄を意味します。
海老[えび] 「腰が曲がるほどの」不老長寿の象徴です。音読みで「カイロウ」が、「偕老同穴[かいろうどうけつ]の契り」に通じ、夫婦が偕[とも]に年をとり、愛情が永遠に続くことを意味します。
橙[だいだい] 一家が代々繁栄するという意味です。
譲葉[ゆずりは] 新しい葉が出てから古い葉が落ちるので、「親は子が成長して後を譲る」、すなわち、子孫が続くことを意味します。
串柿[くしがき] 柿は長寿の木です。串の両側に2個ずつ、中に6個刺して、「外はニコニコ、中むつまじい」の意味です。
裏白[うらじろ] 「裏まで白い」潔白の象徴であり、また、白髪になるまでの長寿を願います。
南天[なんてん] 難を転じる、の意味です。
柚子[ゆず] 種がそろって成長するので、作物がいっせいに実って欲しいと、豊作を祈ります。
熨斗鮑[のしあわび] アワビ肉を薄く切って伸ばしたものです。めでたさが永遠に続くことを願います。
昆布[こんぶ] 「よろこぶ」の意味と、「子生[こぶ]=子供が生まれる」で、子々孫々に渡る一家の発展を祈願します。